歯科用レントゲンの被曝量について

レントゲンの放射線が心配な方へ

3.11で福島の原発問題が起こって以降、レントゲンから出る放射線の被ばく量を心配されている方もいらっしゃることでしょう。
しかし、レントゲンは歯科治療においてどうしても必要なものです。特にお口の中や骨の状態、隠れた虫歯などは、外側から見ただけでは確認ができません。しかし、では放射線の被ばく量は体にまったく影響がないのか?と言えば、影響はゼロとは言えないのも事実……。
以下では、レントゲンの被ばく量の実態をご説明します。気になる方はぜひご一読ください。

レントゲンの被ばく量はどのくらいか?

実は、歯科治療で使うレントゲンから出る放射線の被ばく量は、微々たるものです。私たちは普通に生活していて1年間に約2.40ミリ・シーベルトの放射線を浴びているといわれています。一方、歯科治療の放射線量は、

歯科レントゲン撮影(小さい写真):約0.02~0.04ミリ・シーベルト
歯科パノラマ撮影(大きい写真):約0.04ミリ・シーベルト

といわれています。
歯科レントゲン写真なら何十枚以上撮影をしても、1年間に自然に受ける放射線量に達しない計算になります。健康に明らかな影響が出る恐れが出る目安は、100ミリ・シーベルトといわれていますから、歯科用レントゲンのリスクの低さがおわかりいただける数値だと思います。

当院で使用している歯科用CTについて

トロフィーパンスマート オシリス3D
パノラマで鮮明なデジタル画像を撮影し、瞬時に診察室へ表示します。また、詳細な3D画像により幅広い診査と診断が可能です。

さらに、従来のフィルム式のレントゲンと比べ被爆線量は約 1/10 と非常に少なく撮影回数が多くなってもリスクが低くなっています。放射線の被ばく量が心配な方も安心して治療をお受けください。